人気が非常に高いFX

FXの概要_アイキャッチ

もっとも一般的な資産運用の方法と言えば株式投資と投資信託ですが、最近はこの2つと並んで通貨を売買することで利益を狙う「外国為替証拠金取引(FX)」の人気が急激に高まっています。株式投資や投資信託よりも少ない資金で大きな利益が期待できることから人気の高いFXですが、裏を返せばこれらよりもリスクの高い取引をしていることとなります。今回は、FXの仕組みと特徴、その魅力とリスクについて見てみましょう。

通貨を売買することで利益を狙う「外国為替証拠金取引(FX)」

外国為替証拠金取引(FX)とは、通貨を売買することで利益を狙う「外国為替取引」のうち、取引を「差金決済」でおこなうもののことです。
差金決済とは、売り買いのどちらから取引をはじめても必ず決済(反対売買)をおこなうことを約束した取引であるので、取引する金額相当の現金(キャッシュ)の受け渡しをせず、取引で生じる損益(差益)部分についてだけキャッシュのやり取りをおこないます。
差金決済のメリットとして、「レバレッジ」の仕組みを採用することで、少ない資金(証拠金)でも取引をはじめられることがあげられます。現在、個人向けFX口座はレバレッジ25倍が上限とされていますが、これは他の投資商品と比べても高いリターンが期待できるものの、リスクも高い条件となります。

「為替差益(キャピタルゲイン)」と「金利差益(インカムゲイン)」を狙うFX

差金決済取引の仕組みを導入することでレバレッジをかけた取引を可能としたFXですが、利益を得るための方法として「為替差益(キャピタルゲイン)」と「金利差益(インカムゲイン)」を狙う取引をおこないます。株式や債券など、取引の対象となる資産はいくつかありますが、それらの中でも通貨は極めて値動きの激しい資産として知られています。通貨の売買をおこなうFXでは、この値動きから生じる「為替差益(キャピタルゲイン)」を狙う取引が主流であり、1回の取引で狙う利益の大きさによって取引期間は数秒から数年と、極めて幅広いのが特徴です。

キャピタルゲインを狙う取引は大きな利益が期待できますが、リスクが大きいというデメリットがあります。そのため、キャピタルゲインを狙う取引よりもリスクを抑えた取引として、2つの通貨の間に生じる金利の差(スワップポイント)を狙う取引があります。通貨の取引をおこなうFXでは、保有する通貨ペアによっては金利の差が発生するため、保有している通貨ペアに応じて金利差調整分(スワップポイント)が付与されますが、このスワップポイントを狙う取引が「金利差益(インカムゲイン)」を狙う取引となります。

FXに独特の仕組み「マージンコール」と「ロスカット」

このように取引の自由度の高さが魅力のFXですが、自由度の高さゆえにリスクの高い取引を知らずにしてしまうこともあります。そんなときに役立つのが、取引内容に応じて発動される「マージンコール」と「ロスカット」です。
マージンコールとは、担保として預け入れた証拠金の金額が、現在の含み損(現在の為替レートで決済すると発生する損失)を差し引くと大きくマイナスになるときに証拠金の追加預け入れを求める警告です。マージンコールの基準はFX業者によって異なりますが、証拠金維持率が50%から70%を下回ると対象となることが一般的です。
取引内容の警告をしてくれるマージンコールに対して、自動的に強制決済をすることでそれ以上の損失が出ないようにする仕組みが「ロスカット」です。FXには株式投資の「ストップ高」「ストップ安」に相当する仕組みがありません。また、大きな利益を狙って高いレバレッジをかけた取引に失敗すると、レバレッジに比例して大きな損失が生じる可能性も高くなります。あまりに高いレバレッジをかけた取引では、1回の損失で証拠金を全額失うばかりか、追加の入金が必要になる可能性も否定できません。
そこで一定程度の含み損が生じた取引は、強制決済をすることでトレーダーを保護する仕組みとして設定されたのが「ロスカット」です。
ロスカット水準もFXサービスごとに異なりますが、一般的にマージンコールよりも低い水準(30%から10%程度)に設定されていることがほとんどです。

リターンとリスクの大きいFX

ここまで見てきたように、FXは通貨を対象とする差金決済取引の一種であり、レバレッジをかけた取引により少ない資金で大きな利益を期待できる資産運用として高い人気を集めています。大きなリターンが魅力的なFXですが、リターンが大きいだけリスクが大きいということには注意が必要です。特に高いレバレッジをかけた取引では、為替レートのわずかな変動がポジションに対して大きく影響するため、値動きの激しい通貨ペアはロスカットの対象になりやすいことを意識して取引することが欠かせません。

おわりに

リターンの大きさから人気の高いFXですが、その仕組みは株式や債券、投資信託などと比べると複雑であり、リスクの大きい資産運用であることに注意が必要です。

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