ギャンブルのイメージが強い?先物取引

先物取引_アイキャッチ

資産運用の方法として一般的なのが預金、債券や株式など、いわゆる「現物取引」ですが、これらの取引で大きな利益を得るためには大きな投資資金が必要になります。そこで注目したいのが、少ない投資資金でもレバレッジをかけた取引によって大きな利益を期待できる「先物取引」です。現物取引よりも仕組みが複雑に見える先物取引ですが、ポイントを抑えれば現物取引かそれ以上のリターンが期待できる資産運用の方法です。
今回は、先物取引の仕組みとポイント、現物取引と異なる点などについて見てみましょう。

先物取引とはどのような取引なのか

そもそも、先物取引とはどのような取引方法なのでしょうか。先物取引の大まかな仕組みについて見てみましょう。先物取引を一言で説明すると、引き渡し時期と価格の契約を結び、実際の商品と金銭の引き渡しは契約にしたがっておこなう取引のことを言います。
仮に現在100円の商品が将来値上がりすると予想した場合、その商品を購入して値上がりしたところで売却することで利益を得ること(現物取引)が一般的ですが、商品の保管・管理にコストが生じるなど、様々なデメリットがあります。
これに対して、既に商品Aを持っている人に対して期限を区切って購入する契約を結び、期限に購入すること(先物取引)と、契約のやり取りだけ取引が成立するので発生する取引で生じる差額分の金銭のやり取り(差金決済)だけで済むため、取引にかかる手間が大きく減らせます。

先物取引は大きく分けて「商品先物取引」と「金融先物取引」の2種類がありますが、「先物取引」と言えば前者の商品先物取引のことを指すことがほとんどです。先物取引は「現在の価格で将来に商品を取引する契約」であり、この「商品」が金や原油などの実体をともなうものなら「商品先物取引」と呼ばれ、金利や指数などの実体をともなわないものなら「金融先物取引」と呼ばれます。
商品先物取引と金融先物取引の違いは、基本的に取引の対象の違いだけと考えられますが、商品先物取引は個人投資家の参加が比較的多いことに対して、金融先物取引は個人投資家の参加がごく限られているという特徴があります。

現物取引と先物取引の違いはなにか

一般的な取引である現物取引と先物取引の違いとして、取引期限(限月)の有無や決済方法の違い、レバレッジをかけた取引の有無などがあります。これらの違いは、どのようなものなのでしょうか。
現物取引と先物取引のもっとも大きな違いとして、取引期限(限月)の有無があります。
契約と同時に商品と金銭の取引をおこなう現物取引では必要ありませんが、契約だけを先に交わして実際の商品と金銭の取引は先々におこなう先物取引では、必ず商品を受け取ったり契約を転売して決済する必要が生じます。
また、基本的に値上がりを期待して商品を「買う」取引しかできない現物取引に対して、値下がりを期待して商品を「売る」取引ができるのも先物取引の特徴の1つです。売り買いどちらからでも取引をはじめられることでリスクヘッジがおこないやすい先物取引ですが、価格が思惑とは反対方向に動けば損失が発生することに注意が必要です。

もう1点、現物取引と先物取引の違いとしてあげられるのが、決済方法の違いとレバレッジの有無です。現物取引では契約ごとに商品と金銭のやり取りが発生する「現物決済」であるのに大して、先物取引では限月に商品と金銭のやり取りをする(現受け)はもちろん、売買により発生する損益(差額)だけのやり取り(差金決済)も可能です。基本的に先物取引で現受けで取引が決済されることはほとんどなく、差金決済が主流となっています。
また、差金決済により比較的少額の資金からでも取引をはじめられるので、証拠金と呼ばれる担保を預けて取引をおこなうことで、証拠金の数倍から数十倍の金額が取引できる「レバレッジ」の有無も大きな違いとしてあげられます。

先物取引で注意したいポイントとは

このように様々な点で現物取引と異なる先物取引ですが、どのような点に注意して取引をすると良いのでしょうか。先物取引でもっとも注意したいポイントとしては、レバレッジをかけた取引がおこなえることがあげられます。
先にも見たように、証拠金を預けることでレバレッジをかけた取引ができるため、少額の資金でも大きな利益が期待できるのが先物取引の特徴ですが、リターンが大きいだけリスクも大きくなります。
この他にも取引を仲介する証券会社の破綻による信用リスクや取引量の低下により売り買いに著しい支障が生じる流動性リスク、取引システムに障害が発生するシステムリスクなど、いくつかのリスク要因があります。

おわりに

ここまで見てきたように、証拠金を預けて対象となる商品にレバレッジをかけて取引するというFXとよく似た仕組みを採用している先物取引は、FXと同様に少ない資金で大きなリターンを期待できる、魅力的な金融商品の1つです。
しかしリターンが大きいだけリスクも高くなるため、リスク管理と資金管理に注意した取引をおこなうように気をつける必要があります。

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