分散投資でリスク減!外国債券投資

海外債券_アイキャッチ

資産運用の方法には、短期間で一攫千金を狙う取引から中長期で大きな資産を狙う取引まで様々な方法がありますが、特に中長期の取引では分散投資でリスクを軽減することが欠かせないと言われています。分散投資の方法として複数の金融商品を購入するのが一般的ですが、リスクを低減するために欠かせない金融商品として債券がありますが、海外債券に投資することで比較的高い利回りが期待できます。今回は、安定した運用が期待できる債券運用の中でも、比較的高い利回りが期待できる海外債券投資の特徴と注意点について見てみましょう。

債券の仕組みと海外債券の仕組み

債券とは、国や政府・地方公共団体、企業などの発行体が資金を投資家などから借り入れるために発行する有価証券の一種です。債券の発行ごとに利率や利払日、償還日などの条件が決められており、購入した投資家は満期まで保有することで元本の償還とともに利息を受け取ることで利益を受け取るのが債券投資の基本となります。発行元によって国債や地方債、社債と名前が変わる債券ですが、個人投資家が債券を購入するときには、基本的に証券会社などを通じて購入します。債券は基本的にローリスク・ローリターンであり、それほど人気が高い金融商品とは言えませんが、高い利回りを期待される一部社債や格付けの低い債券には人気が集まるため、活発な取引がおこなわれることがあります。
ローリスク・ローリターンを期待する債券投資ですが、中には比較的高い利回りを期待できる債券もあります。その代表的な例としてあげられるのが、「外債(外国債券・海外債券)」です。外国債券とは、通貨や発行場所、発行体(債券の発行者)のどれかが外国である債券のことを言い、国内債券と比べると高金利であることが魅力の債券です。
外国債券の魅力にはどのようなものがあるのでしょうか。その魅力について見てみましょう。

海外債券の魅力はなにか

他国の金利と日本の金利を比較してみると、他国の金利は日本より高いことがほとんどです。そのため、外国債券で資産運用をすることで、日本国債を運用するよりも高い利回りで債券運用が期待できます。一例を上げてみると、日本国債の参考利回りが年マイナス0.1%とマイナス圏に落ちこんでいるのに対して、例えば「南アフリカ・ランド建て外債」の参考利回りは年プラス5.69%、「豪ドル建て外債」の参考利回りは年プラス3.02%など、一部国が発行する債券の利回りは債券だけではなく他の金融商品と比較しても高い利回りを記録しています。
海外債券の魅力は、利回りの高さだけではありません。元本の償還や償還金の受取りを外貨で受け取ると設定すると、償還時に円から外貨への交換レートが購入時に比べて円安であれば為替差益が期待できます。もちろん円高であれば為替差損が発生するため、外貨から円に両替するタイミングには注意が必要です。

海外債券のリスクにはどのようなものがあるか

このように魅力的な海外債券ですが、魅力的な分だけ国内債券に比べるとリスクが大きいことに注意が必要です。海外債券の主なリスクについて見てみましょう。海外債券にかぎらず、債券に共通するリスクとして「価格変動リスク」があります。債券は償還まで保有すれば原則として元本が戻ってきますが、償還前に売却すると時価で転売することになります。債券の価格は日々変化するため、売却したときの債券価格が購入価格を上回っていればその分は利益となりますが、反対に債券価格が購入価格を下回っているとその分が損失となります。海外債券では価格変動リスクに上乗せして為替リスクも存在するため、償還前の売却はリスクが高いと言えるでしょう。

価格変動リスクと並んで債券に存在しているのが「信用リスク」です。債券は元本の返済と利払いを条件に発行されるため、発行体の信用力が安定運用のために重要な判断材料となります。
信用力を判断する材料としては格付け会社による「格付け」があります。一般的に信用が高く安定運用が見込める債券は、何もしなくてもお金を集められるために利回りが低くなりますが、信用が低く安定運用に不安がある債券は、お金を集めるために高い利回りでの募集をおこないます。

信用リスクと並んで海外債券に存在するリスクとしてあげられるのが「カントリーリスク」です。日本やアメリカ、ヨーロッパなどの政治・経済の安定している先進国はカントリーリスクは比較的低いと考えられますが、特に利回りの高い新興国は政治・経済が不安定であり、高い利回りが期待できる反面、債券価格の変動や債務不履行(デフォルト)の可能性があるため、カントリーリスクが高いと言えます。高い利回りにひかれて安易に購入する前に、どのような国かをきちんと確認してから購入するようにしましょう。

最後に海外債券に特有のリスクとして「為替リスク」があります。日本円を外貨に両替して運用し、外貨で元本や利息が支払われる外国債券では、受取り時点の為替レートによっては日本円での受取金額が不利な方向に動く可能性があります。そのため、為替レートには注意する必要があります。

おわりに

リターンの期待できない国内債券と比べると比較的高いリターンが期待できる海外債券ですが、相応にリスクも高くなるため、リスクを局限するためには海外債券に投資する投資信託やETFなどで取引をおこなうようにしましょう。

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